ボイスレコーダーで浮気と推測される、会話の録音が取れたとしても、残念ながら法律では証拠として認められません。
しかし、ボイスレコーダーの記録は補助証拠としては十分に有効です。その日の旦那の行動日記や、GPSの記録などと合わせて提出すると、浮気の証拠として判断される可能性もあります。
浮気の証拠は複数あった方が有利になる事もありますが、使い方によっては使った側が違法となる場合もあるので注意が必要です。浮気調査でボイスレコーダーを使う場合の注意点をまとめました。
ボイスレコーダーはマイクロSDが入った小型のものから、ペン型やUSBのタイプや、キーホルダー、電卓の形まで様々なものがあります。そして、MP3で録音ができるものも多く、長いものでも50~40時間ほどの録音機能、ノイズカット機能がついたものなどもあります。
どういった使い方をしたいのかよく考えて購入しましょう。はっきり言って、ペン型のボイスレコーダーはペンとして使うこともできるので、車や部屋にポンと置いておいても全く違和感は感じないと思います。
ボイスレコーダーを仕込む場所は、一歩間違えると自分が違法行為を犯してしまう可能性があります。カバンや洋服のような個人の物に仕掛けるとプライバシーの侵害です。夫婦共有の物に仕掛けるというのがポイントです。
音の保存方法も、パソコンに接続が必要なものだけでなく、イヤホンで音を確認したりできるものや、スマホにデータをうつして確認できるものも。
例えば、USBのタイプのものの中には、パソコンに接続しなければ聞くことができないものがあります。イヤホンでかくれてこっそりと聞きたいという時は不向きかもしれませんが、見た目でバレることはまずないでしょう。ボイスレコーダーには様々なタイプのものがあるので、使い勝手がよくて、目立たないものを購入することをおすすめします。
最新のものは、音声を感知して電源のON/OFFができる「音声感知録音」ができ、小さい音量でもクリアに聞こえるような集音能力があるものもあります。
楽天やAmazonでは最新のボイスレコーダーが安く購入できるので、参考にしてください。
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ボイスレコーダーで浮気の証拠を隠し撮りすることは、原則は違法ではありません。しかし、自分の所有物以外、自分のプライベート領域以外の録音は違法性が高くなります。
違法にならない
夫婦の共有財産である、自宅や車にボイスレコーダーを仕込む
違法になる可能性
旦那のカバン、会社の車など、個人や他人の所有物にボイスレコーダーを仕込む
ボイスレコーダーを使ってこっそりと録音をしているので、盗聴と代わりがないじゃないか!と思う方も多いと思います。しかし、盗聴は「第三者における会話を当事者の同意を得ずに録音する」ということなので、盗聴とは違います。ボイスレコーダーを使った録音は「秘密録音」といい、会話当事者の一方が同意を得ずに録音することです。
盗聴そのものは犯罪ではない事を知っていますか?盗聴器を仕掛けるときに勝手に人の部屋に入るので「住居侵入罪」。電話回線に盗聴器を仕掛ければ「有線電気通信法違反」。盗聴で得た情報をもとに相手を脅迫すれば「脅迫罪」。このように、盗聴にかかわる前後の行為が犯罪になります。
つまり、ボイスレコーダーを使った録音も基本的には犯罪ではありません。しかし、犯罪とまではならなくても、人格権侵害として損害賠償責任を負う場合もあることを知っておいた方がよいでしょう。
ボイスレコーダーで性行為中の音声が録音できたとしても、浮気の証拠としては認められません。
なぜなら、ボイスレコーダーの記録は編集やねつ造が可能だからです。また、音声が自分ではないと否定された場合、その音声が旦那と浮気相手のものだということを証明する状況証拠が必要になります。
ボイスレコーダーの録音単品では、浮気の証拠としては不十分ですが、補助証拠としては有効なので無駄な証拠になることはありません。
法律で浮気の証拠になるもの
浮気の補助証拠になるもの
浮気相手とのラブホテルの写真や動画などの直接的な証拠と、ボイスレコーダーなどの補助証拠を組み合わせが裁判で有利になることもあります。補助証拠は、浮気相手とのメールやパートナーの行動を記録した日記でもOKです。
パートナーと浮気相手のボイスレコーダーの情報が、次に会う約束であった場合、「ラブホテルの現場」や「浮気相手の家」を探偵に依頼して証拠写真を撮影してもらうこともできます。
他にも、会話を通してどういう経緯で知り合ったのか、どこの相手なのかを知ることにも。探偵に依頼するとかかる事前調査の部分を自分でやることで、探偵に依頼した際の料金を安くすることが可能になります。
証拠がなぜ重要かというと、離婚する場合の切り札としてはもちろん、離婚せずに夫婦関係を修復するとしても、証拠があれば浮気相手に対して慰謝料を請求することができます。そして、浮気相手とパートナーを別れることを、書面をとおして約束させることも可能です。
浮気をされたからといって、泣き寝入りをする必要はありません。証拠があれば、離婚も復縁もすべて優位にたって物事をすすめることができるのです。
裁判に必要になるような浮気の証拠をつかみたい場合は、探偵に浮気調査を依頼した方が確実な浮気の証拠がつかめる可能性が高くなります。
ボイスレコーダーを使った浮気調査はできないことはありませんが、小まめに充電のしたり、録音した音声の確認など、手間がかかるので忙しい方には向きません。
手間がかからない方がよいのであれば、ボイスレコーダーよりも長時間利用できるGPSがおすすめです。ボイスレコーダーよりもはっきりと行動が把握できるという点でおすすめです。